おはようございます本日は小ネタを連発します。
エンジンオイルのレベルが適正なのに「オイルレベルを点検!」の警告が出るカイエンターボ。これはそのまんまオイルレベルを計測するセンサーの故障です。画像が作業風景なのですが、エンジンを吊って巨大なサブフレームを下す必要があります。
これがエンジンの真下から見上げたセンサーです。オイルパンに下から刺さっています。見た目は簡単に交換できそうなのですが・・・
外すとこんな感じ。センサーは長いのでフレームと干渉して隙間を作らないと外せもしなければ取り付けも不可能なのです。ネットで検索するとエンジンハンガーでエンジンを吊っておいてサブフレームを完全に下し、アルミ製のエンジンマウントのベースまでも完全に下している画像が沢山出てきます。通常なら早くて3時間前後かかると思います。フレームを下してしまったらアライメント調整も必要になってくるからです。森本の場合は、エンジンを〇〇しつつフレームを〇〇して〇〇して交換しますので2時間くらいでしょうか(笑)
これは違うネタです。ボルボのパワーシート不動(前後のみ)です。点検するとモーターから出ているワイヤーが損傷してレールから外れていました。ワイヤーは修理できないため、通常はシートレールASSY交換、最悪はシートごと交換なのです。ワイヤーといっても”引く”仕事をしている訳ではなく、パワーシートモーターの”回転運動”を伝えるもので、断面は2mmほどの四角形になっています。これがレールのシートベースの極細の四角い穴に合体し繋がっていて前後させているのです。ワイヤーは四角いスチールロッドの周りに真鍮製のワイヤーで四角くグルグル巻かれています。これは一度ささくれ状態になるとワイヤー部分をカットすれば細くなって空転してしまい、形をうまく作っても精巧に作られた形には戻らず今度はベースを合体しません。シートレールワイヤーは修復不可能なのです。今回は森本が〇〇して〇〇したので2時間弱で修理しました。必要部品も発生しなかったので、超大幅に安く上がったと思います。お客様も喜んで頂いたと思います。
お休みを頂いて(めんどくさいですが)家族サービスで神威岬までドライブしてきました。ただいま、スロットルコントローラー(アクセル開度を変えるパーツ)を装着していて燃費を計測しています。最近の電子スロットルのメルセデスベンツにはほとんど対応していますので、使ってみて当社のお客さまにも満足していただけるようなら詳細をアップしていきます。